『カムイ外伝』・・・孤高のヒーロー

画像映画を見てからだいぶ時間が経ってしまった。
直後、何を思ったんだっけか。
そう「思ったより悪くない」だった。
「思ったより」なんてなんだか上から目線で申し訳ない気もするのだけど「カムイ」という思い入れのあるキャラクターだもの、それは仕方がない。
ただこれはキャラクターに対してではなく、日本の特撮はまだまだだなという諦観もあり、その割には「よく頑張りました」という意味だ。
一緒に見たダンナは「もっと時間とお金があれば」と言っていたのだが、お金はともかく、時間の問題はいい訳にしかならない。
逆に、今までの日本の陳腐な特撮(怪獣やウルトラマンの時代もあったのに、その後のテイタラク)を見てきたからか「思ったより」という言葉が出たのかもしれない。
確かにCGはハリウッドに、ワイヤーアクションは香港に大きく水をあけられている。それどころか、どちらも韓国にすら負けているのが実情。
その割には、まあ良かった「これはこれでアリかな」という感想だ。
その代わり、期待したのが崔洋一による「人間ドラマ」だ。

確かに抜け忍として追われるカムイの、どうしようもない「孤独」はあまり感じられない。
むしろ楽しそうに「生」を謳歌しているようにすら見える時がある。
ただこれは原作。
「カムイ外伝」のなかでも「人とふれあう」「人のぬくもりを感じる」そんな原作「スガルの島」だからだ。
いい題材を選んだと思う。
カムイの人間性も出るし、すべてが終わってからのいいようのない絶望感がより出ているからだ。

カムイの松山ケンイチはキャラクター的には十分。
懸念されたアクションも見事にこなした。
もう一方のスガル役の小雪。スタイルの良さが裏目に出てしまい、吹き替えが小雪に見えない、小雪ががっちり体型になってしまう(笑)のが残念だ。
香港スターのイーキン・チェンも楽しみにしていたのだけど、一瞬イーキンとわからないのが残念。
伊藤英明は今までで一番合っている役かもしれない。

と、なるべくいいと思うことを思い出しているのだけど、「海がキレイ」だったのに、最初の頃の加工した映像の海の理由はなんでだろう?とか、松ケンと大後寿々花コンビは「セクロボ」が浮かんでしまい、どうしてもカムイがヘタレに見えてしまうな、とかどうでもいいことばかり思い出してしまう。パート2はないと思うけど(いや?あるか?)、松ケン=カムイは大いにアリです。

当初2007年11月クランクイン、2008年2月のクランクアップを予定していたが、出演者の怪我等が相次ぎ、2008年6月にロケを再開。同年9月のクランクアップ予定に変更された(Wikipediaより)という。

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監督:崔洋一
脚本:宮藤官九郎/崔洋一
出演:松山ケンイチ ( カムイ)、小雪 (スガル/お鹿)、伊藤英明 (不動)、佐藤浩市(水谷軍兵衛)、小林薫(半兵衛)、大後寿々花(サヤカ)、金井勇太(吉人)、芦名星(ミクモ)、土屋アンナ(アユ)、イーキン・チェン(大頭)、イ・ハソン(カムイの少年時代)、PANTA(絵師)、隆大介(柏原)、坂口征夫(渡り衆)
ユナイテッドシネマとしまえん

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  • 「カムイ外伝」実写だよ!

    Excerpt: [カムイ外伝] ブログ村キーワード  その昔、吾輩がまだ幼少のころ、10ch(読売テレビ・関西の日テレ系列)の平日夕方6時ってのは“子供の時間”でございまして、いろんなアニメや特撮の再放送(特に男の.. Weblog: シネマ親父の“日々是妄言” racked: 2009-10-13 15:37