人生はビギナーズ、ヒューゴの不思議な発明、ニーチェの馬、マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙

3月に見た映画 『人生はビギナーズ 』突然父が「実はゲイだ」とカミングアウトしたら。息子ユアン・マクレガー、父クリストファー・プラマー(サウンドオブミュージックのトラップ大佐だ。)。 ショックを受けながらも徐々に受け止め自分も正直に生きることを学んでゆく。 ブラマーはこの役でアカデミー賞助演男優賞を受賞。82歳で演技賞史上最高…
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『しあわせのパン』『J ・エドガー』『ドラゴン・タトゥーの女』『セイジ-陸の魚』『ものすごくうるさく

2012年2月 ●『しあわせのパン』 大泉洋と原田知世の醸し出す空気感がなんともいえずにいい。 お昼前に見たので途中お腹がグーグー鳴ってしまう程のシズル感もあり、かもめ食堂、スープオペラ、食堂かたつむりの系譜に連なる一作。 リアルに考えれば齟齬も大きいが気にせずファンタジーとして楽しめばいい。 (ユナイテッドシネマとしまえ…
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『永遠の僕たち』 『ヒミズ』 『宇宙人ポール』

2012年1月 『永遠の僕たち』 ガス・ヴァン・サント監督 加瀬亮くんが日本兵の亡霊役で好演している。 主演のヘンリー・ホッパー、ホッパーといえばデニス、そうデニス・ホッパーの息子さんなんですね。印象は真逆だけどデニスをかわいくお坊ちゃん風にした感じ。 ミア・ワシコウスカがボーイッシュでステキ(日比谷シネシャンテ) …
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『東京プレイボーイクラブ』 『怪物くん』3D 『源氏物語 千年の謎』

『恋の罪』以降レビューを書かないうちに同じ監督の『ヒミズ』が公開されてしまい焦っているのですが、年末からプライベートが慌ただしくなってなかなか時間がとれない。 どうせ備忘録的なものなのでせめて見た映画のリストだけでも載せておこう。 2011年11月 『恋の罪』 『東京プレイボーイクラブ』 東京フィルメックスの…
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『恋の罪』

私の場合、園子温の映画を見ることは怖い物みたさなのだ。 見る前のドキドキ、見ている時の心地悪さ、見終えたあとのどこかほっとしたような力の抜け具合。 好きか嫌いかもよくわからないのだが、そんな監督は他にはいない。 それだけは確かだ。 そしてこの『恋の罪』も同じように指の隙間から覗くように怖々とスクリーンを見る。 いきなり水野…
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『ハラがコレなんで』

昨年とても残念だったのは『川の底からこんにちは』を劇場で見なかったことだ。 石井裕也監督といえばその『川の底~』で主演した満島ひかりと結婚したのだけれど、今、最も旬の女優である満島ひかりがこんにちあるのは『川の底~』がきっかけなんじゃないかと思う。 そのくらいマッチしていた。 そういう意味では『ハラがコレなんで』に主演した仲里依紗…
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『ステキな金縛り』

舞台も映画も安心して楽しめるのが三谷幸喜作品。 本作もご多分に漏れず十分面白い。 前作『マジックアワー』から3年。 すっかり三谷作品のヒロイン(三谷自身が日本で一番のコメディエンヌと賞賛している)深津絵里も楽しみだ。 映画を見る前に、この映画のプロモーションでもあるテレビドラマの書き下ろし『ステキな隠し撮り~完全無欠のコンシ…
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『東京オアシス』

深夜のコンビニで買い物する男。 走るトラックに向かって駆け出す喪服の女。 それを見て回転レシーブで助ける男。 いったいこの映画は何だ。 どこに行こうとしているのか。 なんとも不思議な感じが漂う映画だ。 深夜のコンビニで買い物する男ナガノ(加瀬亮) 喪服の女・トウコ(小林聡美) 二人が何ものなのかもよくわからないまま、…
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『スマグラー おまえの未来を運べ』

「スマグラー見てきた」とTwitterでつぶやくと「面白かったですか?」と複数の人に訊かれた。 そうだなあ。 「面白かった」とか「そうでもない」とかいい難い映画だよね。 「石井克人監督作品を知ってる」 もしくは「真鍋昌平原作のコミックを知ってる」 あるいは「タランティーノ的な映画が好き」 「バイオレンス平気」 そんな前提が…
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『ツレがうつになりまして。』

重いテーマだが、予告を見る限り、明るく(というのは語弊があるかもしれないが)前向きに描かれているように思えたので、是非とも見たいと思ったのだ。 細川貂々のベストセラーコミックエッセイを、『半落ち』の佐々部清が映画化。 夫がうつ病になったことをきっかけに、共に成長していく夫婦の物語。 重くシリアスな題材でありながらも、ユーモラス…
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『アンフェア the answer』

篠原涼子主演で2006年に連続テレビドラマ放送。 07年劇場版公開から4年ぶりの劇場版第2作。 連続テレビドラマとして優れていたモノほど映画化するといまいちな感が拭えないのは常。 07劇場版も例に漏れない。 テレビドラマは回を重ねる度に(『24』ファーストシーズンばりの)「誰が裏切り者か」といった連続ならではの興味が尽きなか…
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『うさぎドロップ』

なかなか時間があわず、あわや見逃すところだった。 まあソフト化されてからでいいかという気持ちも少しはあったのだけど、これは劇場で見て良かったなと思う映画だった。 TVの「マルモのおきて」にしても、この「うさぎドロップ」(奇しくも2本とも芦田愛菜だ)のお話にしてもそうだが、現実的には少々無理がある。 心情的に同情しても、実際問題とし…
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『ゴーストライター』THE GHOST WRITER

ロマン・ポランスキー監督がベルリン国際映画祭最優秀監督賞を受賞したポリティカル・サスペンス。 ポランスキー(子供の頃から名前が好き、という単純な理由)と、ユアン・マクレガーという組み合わせだけで深く悩まずに劇場に足を向けてしまう作品。 水曜サービスデーは朝一から満席だった。 きっと皆同じような理由で来たんだろう(決めつけ←) 興…
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『探偵はBARにいる』

札幌在住の作家・東直己の“ススキノ探偵シリーズ”第2作『バーにかかってきた電話』の映画化。 大泉洋と松田龍平のコンビはいい。 大泉のハードボイルドはどうだろう?と思っていたが、案外はまり役かもしれない。 シリアスな中に見えるちょっとおどけたキャラ。 逆かな。 おどけているようで根っこはシリアス。 奇妙な依頼を受けた主人公…
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『神様のカルテ』

美しく静謐な時間が流れ、命に正面から向かった真摯な映画。 地方医療の問題点という社会問題を背景にしつつも、決して声高でなく品があるのは希である。 現役医師・夏川草介のデビュー作で本屋大賞第2位となったベストセラーの映画化だ。 若く真面目な内科医の栗原一止(いちと)に櫻井翔。 ささえる妻 榛名(はるな)に宮﨑あおい。 後から…
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『シャンハイ』SHANGHAI

1941年、太平洋戦争開戦前夜の上海。 米国謀報員の死から始まった列強国の陰謀に巻き込まれる男女の姿を描く。 ジョン・キューザック、チョウ・ユンファ、コン・リーに加え渡辺謙でなければ、おそらく食指が動かなかったであろうから、このアジアマーケットを見据えたキャスティングは成功なんだろう。 予告を見て、時代背景を考えれば、予想しうる想…
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『ツリー・オブ・ライフ』THE TREE OF LIFE

TVCMや予告編だけでは「本年度のカンヌ国際映画祭のパルム・ドール授賞作品でブラッド・ピットとショーン・ペンが共演するシリアスなヒューマンドラマ」くらいにしか受け取れないけれど、テレンス・マリック監督の名前に覚えのある人は、大いなる期待と共に多少不安になると思う。 不安というのは「難解であろう」ということで、五感をクリアにして臨まなく…
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『エッセンシャル・キリング』ESSENTIAL KILLING

生き延びるためにひたすら脱げる。 逃げる。 逃げる。 全編を通し、人間の本能をむき出しにした姿が描かれる。 主役のアラブ兵士(ヴィンセント・ギャロ)のセリフは一切ない。 聞こえる音は、追跡のヘリコプターや犬の鳴き声にBGM。 そして主人公の息づかい。 ポーランド人のイエジー・スコリモフスキ監督が描いたのは、荒涼とし…
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『海洋天堂』OCEAN HEAVEN

予備知識がなければ、ジェット・リーとはわからないような、世界的アクション・スターの姿はそこにない。 ジェット・リーがアクションを封じて演じたのは、己の余命を知りひたすらわが子を想う父親の姿だった。 自閉症の息子ターフー(ウェン・ジャン)を男手ひとつで育ててきた父親シンチョンは、妻に先立たれて以来、自閉症の息子ターフーを男手ひとつ…
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『大鹿村騒動記』

本作の公開を待ったかのように平成23年7月19日、原田芳雄永眠。 訃報が最大のプロモーションになってしまったかのようで複雑な気持ちなのだが、シネコンの中の小さなシアターは満席だ。 スクリーンの中の原田さんはお元気そうに映るが、撮影の時点ですでに病魔に冒されていたという。 どうしても切り離しては見られないのだが、こうして劇場で遺作を…
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『サンザシの樹の下で』

巨匠の原点回帰。 今や中国の大巨匠になってしまったチャン・イーモウ監督の『初恋のきた道』や『活きる』の頃を見るようだ。 時代に翻弄されながらもピュアな愛を貫く感動的なラブストーリー。 文革の嵐が吹き荒れる1970年代初頭の中国。 下放政策といって、都会の若者は農村へと強制的に送られ再教育が行われていた。 街の高校から農村に…
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『SUPER 8/スーパーエイト』

「M:i:III」「スター・トレック」のJ・J・エイブラムス監督というよりは、TVシリーズ『ロスト』の企画総指揮の方がピンと来る。 本作の製作を務める巨匠スティーヴン・スピルバーグと同じく彼も子供の頃から8ミリカメラを持って映画ごっこをしていた少年だったんだなあ、と想像に難くない。 なぜなら、そういう体験を持つ人でないと決して作れな…
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『奇跡』

“まえだまえだ”のどちらの名前も知らなかったけれど、このリアルな兄弟の存在があってこそのリアルさ。 かわいくて上手い子役が演じてもいい映画になっただろうが、このリアルさは出なかったのではないだろうか。 お兄ちゃんが航基くん。 弟が旺志郎くん。 私、覚えたw 今年上半期もそろそろ終わるけど、上半期の邦画で黒ベストは『冷たい熱…
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『プリンセス トヨトミ』

万城目学の本は面白い。 映像化したい心を刺激する原作だ。 この奇想天外な話を自分であればどう表現するか。 どういう画にしよう。 読書しながらそれぞれの頭のスクリーンに浮かぶ映像。 そんな風に、特に映像に携わる人は思うのだろうな。 この話のキモは「大阪全停止」のところだ。 大都市大阪をどう停止させるのか。 それをどう表…
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『キッズ・オールライト』THE KIDS ARE ALL RIGHT

アネット・ベニングとジュリアン・ムーア、芸達者な二人の女優が現代的なレズビアン・カップルを演じて高い評価を受けた家族ドラマ。 ゲイ家族でも「子はかすがい」なんだな、という心暖まる?物語。 ニックとジュールスはレズビアンのカップルで結婚している。 アメリカの法律はよくわからないけど、結婚出来る州なのでしょう。 日本ではあまりな…
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『ブラック・スワン』

間違いなく『ブラック・スワン』のナタリー・ポートマンはアカデミー賞の主演女優賞にふさわしい。 それはスクリーンからひしひしと伝わってくる。 母親のいいなりのおとなしい内気な優等生。 主役を勝ち取るためそして演じる為の重圧感からやがて陥る狂気。 どちらの演技も白眉だ。 ただそれは間違いないのだが物語としてはどうだったろう。 …
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『阪急電車 片道15分の奇跡』

片道わずか15分の阪急電車今津線に乗り合わせた人々の人間模様。 いくつかのエピソードがモザイクのように描かれ、接点を作りながら有機的に絡んでいく、ハートフルな「ロバートアルトマン」的群像劇で、私の一番好きな物語の形態だ。 それを料理するシェフの腕によっては、ただの散漫な物語になってしまうところを、上手く(時にちょっと強引に)繋ぎまと…
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『これでいいのだ!! 映画★赤塚不二夫』

「これでいいのだ」 と言われてしまうと、仕方がないんだけど。 まあなんだって「これでいいのだ」の赤塚イズムなんですから、もはやなにをか言わんや。 元小学館の編集者、武居俊樹さんが綴ったエピソード集「赤塚不二夫のことを書いたのだ!!」を基に赤塚不二夫の人生を映画化したもの。 赤塚の役を浅野忠信。 「ええ?」 なんだけど、まあそ…
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『まほろ駅前多田便利軒』

まほろ駅前で便利屋を営む多田啓介とそこに転がり込んできた中学時代(原作は高校)の同級生 行天春彦の1年間を描く。 「東京から神奈川へ突き出るように位置する街“まほろ市”。都会でもなければ田舎でもない。」 ピンとくるのが「町田市」 まほろ市のモデルが町田というのは周知の事実なのだけど、映画の冒頭でいきなり「町田」名が入ってる看板が…
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『GANTZ: PERFECT ANSWER』

『GANTZ: PERFECT ANSWER』....つい「ファイナルアンサー」と言ってしまいそうになるけど、あながち間違っていないんだな。 「ファイナルアンサー?これでいいの?他に答えは?」と問いたくなるからだ。 原作はまだ続いているので、「1」「2」で終了する為に映画的に終焉を作る必要がある。 その「解答」が本作の出した結論な…
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