興味深い映画だ。フランス人のミシェル・ゴンドリー、レオス・カラックス。韓国人のポン・ジュノ。 3人の外国人監督が「TOKYO」をモチーフに描いたオムニバス映画。3人はTOKYOをどう描くのだろう。 外国人監督が東京を舞台に描いたものに、もっとも有名なヴィム・ヴェンダース『東京画』がある。全編小津安二郎へのリスペクトで成りたっているので、異質といえば異質だが、外国人の目で見た「東京」というのは面白かった。パチンコ、カプセルホテル、竹の子族、お盆提灯、お花見客、、、蛇のようにうねる首都高速も独特な「画」として映ったのだろうか。 記憶に新しい、ソフィア・コッポラ描く『ロスト・イン・トランスレーション』での東京は「音」が印象的だった。「音」が東京を表現していた。 オリヴィエ・アサイヤスの『DEMONLOVER』の東京は先鋭的だ。ポルノアニメの都市。 更にご存じ『キル・ビル』のおける・・以下略(笑) このように挙げていくときりがないくらい東京は刺激的だ。 前置きが長くなった。 長くなったのは「本編」(映画のことではない)が短いから(笑) ちょっと外したかな、というのが正直な感想。 ミシェル・ゴンドリーは普通に楽しめた。ポン・ジュノの1編は好きだ。香川照之と蒼井優で1本撮って欲しい。 そして恐れていたレオス・カラックス、、、orz お馴染みのカラックス役者ドニ・ラヴァンの出演は懐かしくはあるのだが、怪人は怪人としてそのまま大人の怪人になってしまったのだね。不条理劇とはいえお粗末な出来だ。 実は一番キャスティングに「今」の「東京」を感じた。加瀬亮、妻夫木聡、大森南朋、香川照之、蒼井優、伊藤歩。今の日本映画に欠かせない役者たち。キャスティングは誰がしたのかはわからないけど、ここに一番「東京」を感じてしまうのって、もしかして、本編(映画の方)が成功ではなかったってことかも。せっかくなのでセガールの娘藤谷文子もガンバレ。 テーマ曲 『Tokyo Town Pages』のHASYMO(はしも)は高橋幸宏、細野晴臣、坂本龍一 のこと。 --------------- 「インテリア・デザイン」 監督:ミシェル・ゴンドリー 出演:藤谷文子、加瀬亮、伊藤歩、妻夫木聡、大森南朋、でんでん 「メルド」 監督:レオス・カラックス 出演:ドニ・ラヴァン、ジャン=フランソワ・バルメ、石橋蓮司 、北見敏之、嶋田久作 「シェイキング東京」 監督:ポン・ジュノ 出演:香川照之、蒼井優、竹中直人、荒川良々 池袋シネ・リーブル |
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