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zoom RSS 『パプリカ』・・・サプライズはないが

<<   作成日時 : 2006/12/04 18:17   >>

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夢が犯されていく──。
これは公式のコピーだけれど、人としての最後の聖域「夢」が犯されていくとしたら・・・。こんな筒井康隆の長編を、どう90分という短い時間に凝縮するのか?「夢」のイメージ「夢と現実」が入り乱れる混沌をどう表現するのか?
「見せてもらおうじゃないの」

ちょっぴり意地悪な目で見にいったのは確かだ。
ただ映像派といわれる今敏監督にとっては描いてみたい素材だろうし、原作者の筒井氏が『千年女優』を見てオファーを出したというのだからツツイスト的に採点が甘くなるかもしれない。斜めに構えつつ、御大がいいというのならいいんじゃないの、というスタンスだ(笑)。

他人の夢に侵入できる最新のサイコセラピー機器を悪用して他人の精神を破壊する正体不明の敵に立ち向かう“夢探偵パプリカ”の話だ。奔放な夢の中のイメージをふんだんに描き出す。
このあたりは今監督の本領発揮だろう。
良くも悪くも「好き勝手」に、如何様に描いても、クリエイターの思うがママだ。これはもう好みでしかない。
画も動きもクオリティが高いのは当然なので、この「今(コン)世界」が「好き」か「嫌い」か「あっ、そう」と受け止めるか、だけなのだ。
で、私は「あっ、そう」派だ。
あるいは「そう来たか」だ。
圧倒的な迫力で描かれる「夢の中の大行進」も驚きはなかった。

長編の料理の仕方は非常にうまい。
ツツイストではあっても原作原理主義者ではないので、デテールが違ってもラストが違っても構わない。
難しい精神医学用語はあまり使わずにシンプルな話にうまくまとめた、と感心すらする。

分かり易くすらっと受け入れられ、画的に迫力もある、いいアニメーション映画だ。
・・・って褒めてるじゃん。

一個だけ。声の話。
古谷徹さん、初めての「巨体キャラの役」。子供じみた天才の役なので彼の若々しい声はいいし、もちろん巧いのだけど、やっぱり巨の人って声も太ってるじゃない?声帯が太いのか、大きな体の反響のせいか、「太った声」じゃないと違和感感じるというか・・。
あー、それとも古谷さんが演じることで巨体でも「可愛く」見えるようなマジックもあるのかもしれない。
--------------
監督:今敏
声の出演:林原めぐみ (パプリカ/千葉敦子)、古谷徹(時田浩作)、江守徹(乾精次郎)、堀勝之祐(島寅太郎)、大塚明夫(粉川利美)、山寺宏一 (小山内守雄)、田中秀幸(あいつ)、こおろぎさとみ(日本人形)、阪口大助(氷室啓)、筒井康隆(玖珂 )
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